【体験談/30代からの歯列矯正②】痛い?HSPの私が抜歯した話

こんにちは!特性と戦いながら子育てしている一児の母 ほっぺです。

さて、私は30代後半でやっと出っ歯を治すために歯列矯正(歯科矯正)を始めました。

今回は【体験談/30代からの歯科矯正①】の次の段階、抜歯です。

  • 何本抜くの?
  • HSPだと痛みが強いの?
  • 抜歯後の食事は?
  • 抜歯の費用はどれくらい?

いざ抜くとなるといろいろ気になりませんか?

でも、もういい大人だからできればどっしり構えて質問とかせずに堂々と抜歯したいって思うし、HSP的にも前もって心の準備をしておきたい。

そういう私のような人のために抜歯についてまとめました!

心配性で繊細さんの私目線で細かく書いてます。(※ちなみに元歯科助手です。)

よかったら参考にしてくださいね。

何本抜くの?

私の場合は、上下左右の歯1本ずつの、合計4本を抜くことになりました。

周りの矯正経験者の話を聞いても4本抜くことが多いですね。

抜かずに矯正できた場合でも、最終的に噛み合わせが綺麗に完成しなかったりと問題が発生することがあると歯科医から聞きました。なので1本以上は抜歯をする人が多いとのこと。

そうは言っても健康な歯を抜くってやっぱり抵抗ありませんか?

私も同じことを思ったので、過去に虫歯で治療した奥歯の方を抜いてもらえないかな〜と。

思い切って「抜く歯を別の歯にできないか?」先生に聞いてみました w

ほっぺ
ほっぺ

奥歯が虫歯治療でボロボロなんです。

代わりにこの奥歯を抜歯することはできませんか?

歯科医師
歯科医師

残念ながら

それはできません

できない理由としては、

「奥歯はそれ自体の大きさが大きいため歯を動かす幅が大きくなり理想の位置に揃えることができない。治療期間も長くなってしまう。普通は抜かないことが多い。」

というようなことをおっしゃっていました。

基本的には大抵の人が調整のしやすい第一小臼歯といわれる4番を抜くそうです。

しっかりと理由を説明してもらったことで抜歯部位の変更は(泣く泣く?)諦めることができました。

日程はよく考えてから決める

私の通っている矯正歯科は矯正専門なので、抜歯は紹介状を書いてもらって別の歯科クリニックに受診しました。

自分が抜いてもらいたい歯科があればそちら、なければ矯正の先生に自宅から近いおすすめの歯科を紹介してもらいます。ちなみに抜歯は「口腔外科」と出ている歯科だと安心です。昔親知らずを抜いてくれた先生がそう言ってました。

そしてここでのポイント!歯を抜くと数日はいつも通り食べられないので、日程はよく考えてから決めましょう

「友達の結婚式で美味しいもの食べるんだった」「飲み会入ってた」「記念日の食事が・・・」とかなったら悲しいですよね。美味しく食べられないし、口の中を気にしながらの食事や人との会話はなかなかのストレスなので。。(経験者は強く思う)

抜歯後に大事な食事やイベントの予定がこないように抜歯の日を決めましょう。女性は体調の悪い時期も外したほうが無難です。(ただ、歯科医的には大丈夫とのことでした)

そして抜歯当日はなるべく予定を入れないことです。

後にも書いていますが、抜歯当日は「湯船NG」「アルコールNG」「激しい運動NG」「硬い食べ物NG」「歯磨き粉NG」「強いうがいNG」。

つまり「とにかくゆっくり休んでてくださいね」ということです。無理をすると治りが悪くなったりトラブルの元です。

それでは実際の抜歯終了までのスケジュールを見ていきます。ぜひ抜歯日を決めるときの参考にしてみてください。

私の抜歯スケジュール 〜下2本〜

  1. 電話かネットで受診予約
  2. レントゲンなどで歯全体の検査をし、抜歯の説明を受ける
  3. 別日に改めて予約し1本抜歯
  4. 翌日に消毒と状態のチェック
  5. 一週間以上あけてから反対の歯の抜歯
  6. 翌日に消毒と状態のチェック
  7. 一週間後に再度状態をチェックしOKなら矯正歯科へ
  8. さらに一週間後にはいつも通り食べれるように

↑ 2本の抜歯を連続で最短でする場合、こんな感じが多いとのこと。

左右を同時に抜くこともできるそうですが負担も大きいし、抜歯後の食事がしにくくなるからだそうです。

4本抜く人は別のパターンもあります。その場合は、片側の上下を一日で1本ずつ抜き、一週間以上あけてから反対側の上下を1本ずつ抜くという方法です。

この方が早く終わるので私はこれを希望したんですが、矯正医の方から「治療方針上できない」と言われました。抜く順番は歯の状態や矯正方法によってちがうということですね。

痛みは?腫れる?

痛みに関しては、HSPの私でも平気だった!というのが結論です。20代の頃に親知らずを4本抜いていることも平気だった要因かもしれません。

抜歯2時間後くらいの麻酔が切れてきた頃に、「なんか痛いかも・・・」と思って痛み止めを飲んだところいつも通り過ごすことができちゃいました。(こんな感じで痛くて我慢できなくなってからでは効きにくいので「少し痛くなってきたな?」と思ったタイミングで服薬するのがポイントです☆)

寝る前くらいにまた痛み出したのでもう一度だけ服用したんですが、その後も幸い痛みは弱まっていって一安心。

でも、痛みがまったくないわけではないです。

抜歯前に必ずする麻酔は歯茎に注射するためさすがにチクっとしました。(※痛みにはやはり個人差があります。私の経験だと先生によっても違いました。)

ちなみに、腫れはなし

さてさて、

次は私が経験した実際の抜歯当日の流れをざっくりまとめておきますね。

HSPさんはいろいろ気になって、「次なにされるのかな…」「今なんの時間!?」みたいなプチ不安がたくさんきっと起こるので、こちらを読んで事前にシュミレーションするのがおすすめ。

抜歯当日の流れ

  1. 歯科医師が口の中を確認、当日の体調や抜歯部位のチェックなどをする
  2. 歯茎に麻酔を注射。チクっとして1、2分程そのままか場所を少し移して再度注入したりする
  3. 注入している最中から口の感覚がボーッとしてくる(※気分が悪くなった場合必ず申し出る)
  4. 注入が終わると一度うがい(※すでに唇が麻痺しているためこぼさないよう気をつける)
  5. 麻酔が効くのをしばらく待つ(3〜5分くらい?)
  6. 歯科医師が口内を刺激して麻酔が効いているかチェック
  7. 抜歯スタート
  8. 先生がいろいろな器具を使ってがんばって抜いてくれる(5分くらい?)
  9. 抜歯完了
  10. ガーゼを抜歯部位に噛んだまま帰宅(※マスクあると道中恥ずかしくない)

こんな感じです。

歯科のイスに座っていた時間は15〜20分ほどだったと思います。全体的な時間としては、呼ばれてから帰るまで30〜40分くらいです。

麻酔のおかげで抜歯中の痛みはまったくありません。でも歯を抜いているので、アゴを押される感じ引っぱられる感じはあります。

万が一痛みを感じたら手をあげて先生に必ず伝えてくださいね。本来痛くないのが普通なので遠慮しなくてOKです。麻酔を追加してくれます。

また、抜歯中に唾液がたまっても衛生士さんがバキュームで吸ってくれるので安心してください。(もし吸ってもらえなかったら口を閉じなくても喉だけでゴックンできます)

矯正で抜く歯は、親知らずの大きい歯とちがって小さくて根っこが一本なので比較的スムーズに抜けます。先生はレントゲンから生え方を見て上手に抜いてくれるので、どんと構えて任せましょう。

しっかりとした歯科なら、抜く前にリスクなどを丁寧に説明してくれて質問にも答えてくれるので大丈夫です。つまり、矯正と同じで抜歯の歯科選びも超大事ということですね。

噛んでいるガーゼは血やヨダレで汚れてきたら、歯科でもらった清潔なガーゼに取り替えます。血がある程度止まるまでです。唾液に少し血が混じる程度ならガーゼを外しても平気ですよ。

この少し残った血が大切で、カサブタをつくって治してくれます。神経質になりすぎないのがコツです。(私のときはトータル30分くらいガーゼを噛んでいたかな?)

ちなみに抜歯後の歯がほしい場合は申し出るともらえます。私がお世話になった歯科では衛生士さんが「持ち帰りますか?」と聞いてくれました。

抜歯後の食事

当日は麻酔の痺れがなくなるまでは気をつけます。できれば痺れがなくなるまでは食事は控えるのがベストです。

唇の感覚がない状態なので、自分の唇や舌を誤って噛んでしまうことがあります。とくに熱い食べ物や飲み物はやけどをしたり、こぼしてしまうことがあり危険なので注意してくださいね。

私の場合は午前中に抜歯をして3時間後くらいには痺れがほとんどなくなったので、そのタイミングで食事をしました。

食べ方としては、抜いていない側で少し噛んで飲み込む感じです。この食べ方だと傷口に食べ物が当たりにくいから個人的には推奨。

なので当日は柔らかく煮込んだ雑炊味噌汁、即席のカップスープを食べましたよ。(よく冷ましてから♪)

ちなみに私は、抜いた後の穴に食べ物が入ってそのまま取れなくなるんじゃないかと心配だったこともあってなるべく噛まないようにしてました。同じような人いませんか? 後日先生からは「そうはならないから大丈夫!」と教えてもらえたのでご安心を w

それともう一つ大事なポイント!

私少し痺れが残った状態で食べたんですが、唇の感覚が分かりにくいせいで口からボロボロ食べ物をこぼしまくってました・・・。

こんな感じでどうしても汚い食べ方になりがちなので、抜歯直後の食事は自宅でするのを強くおすすめします。

硬いものを避ければ1週間後でも普通に食べられるようになります。さらに2、3週以上過ぎれば普段通りに食事できましたよ。繊細さんではなければ翌日にはけっこう食べられるかもしれません。

抜歯後注意すること

抜歯をした日は気をつけることがいくつかありました。

守らないと治りにくくなったり、トラブルの元になってしまう恐れが。

  • 強くうがいをしない
  • ハミガキ粉なしで歯を磨く
  • 激しい運動飲酒喫煙は控える
  • 入浴は湯船に浸からずシャワーで済ます
  • せんべいのような硬いものは食べない

ここだけの話、実は抜歯当日の夜にハミガキ粉をつけて磨いてしまいました。。

途中で気付いて やさし〜く うがいをしたおかげか、翌日のチェックは何の問題もありませんでした♪

とは言っても、これからの方はぜひ気をつけてくださいね。

それと、入浴。私の場合は真冬に抜歯したので、シャワーだけでぶるぶる震えが止まらなかったです。

抜歯の時期をずらせる人は真冬は避けるのをおすすめします。

抜歯の費用

気になる料金についてです。私のように抜歯を矯正歯科以外の歯科でする場合も自費診療になります。

保険適用外なので、歯科や地域、難易度によって料金はさまざまです。受診前に「歯科のホームページで調べる」「電話で問い合わせる」「受診したときに受付や先生に尋ねる」などの方法で知ることができます。

ちなみに私は一本5000円前後でした。

一般的な自費での抜歯一本あたりの平均は5000円〜15000円です。

ちょっとお高め。

※矯正歯科で抜歯もしてくれる場合は、矯正治療代の中に抜歯代も含まれている場合が多いです。

さいごに

いかがでしたか?

矯正とはいえ健康な歯を抜くことに抵抗がある方も多いかもしれません。私もそうでした。

その不安を主治医に伝え治療方針を納得いくまで説明してもらったことでモヤモヤすることなく当日を迎えることができました。

繊細さんでも事前に情報があると心構えや準備ができます。そうすればきっと当日の不安が最小限で済みますよね♪この記事が参考になったらうれしいです。

それと、驚くのは人間の治癒力。思っているよりすぐいつも通り噛めるようになりますよ♪

最後までお読みくださりありがとうございました^^

 この記事を書いた人
ほっぺ

HSP凸凹歴30年以上のママ
夫と繊細さんの子供の3人暮らし

自己肯定感皆無だったことから、自分らしく生きるため日々学習と実践に励んでいる

実体験をブログにして同じ悩みをもつ人の手助けになりたい

|特性ならではの目線を武器に執筆中|さまざまな職種の裏側を経験|ライティング猛勉強中

好きなこと|寝ること、成分表を見ること、美味しいものを食べること

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